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著者は、エネルギー法を検討する際、現在の政策が今後どのようなものに変わりうるかという問題意識を幅広い視野から持つことが現在の複雑な問題点を的確に指摘することに繋がるという。
本書は、米国におけるエネルギー関連法の導入に当たってのプロセスと今に至り明らかになった功罪や日本の関連諸制度との比較などを行っている。特にアメリカの政治システムの中でどのようにしてエネルギー行政が行われているかについても追究している第3部は特に貴重。
法研究者だけでなく、行政関係者や電力・ガス会社などの経営企画担当者等にも有用。
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