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家族にメイド扱いされている私が妃に?
シークの選択に、彼女はおののいた。
宮殿のバルコニーで、アジザは偶然に初恋の人と再会した。
当時は12歳だったナビルも、今や立派なラスタンの国王だ。
アジザのことを覚えていない彼に名を尋ねられ、
彼女はとっさにアファリム家の長女付きのメイドだと嘘をつく。
ほどなく、跡継ぎをもうけるため結婚を迫られたナビルは、
アファリム家の次女を花嫁に指名する。
その次女こそバルコニーで唇を奪いかけた娘とは知らずに。
婚礼の夜、ベールを外した花嫁の顔を見てナビルは激怒した。
「シークたる僕が、メイドと結婚するとは!」
1度目の結婚が悲劇的な形で幕を閉じ、それ以来心を閉ざして生きてきた国王ナビル。“メイド”のアジザに惹かれる想いを振り払って政略結婚を断行しますが、なんとその相手は……。
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