閉じてゆく帝国と逆説の21世紀経済

集英社新書

閉じてゆく帝国と逆説の21世紀経済

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出版社
集英社
著者名
水野和夫
価格
858円(本体780円+税)
発行年月
2017年5月
判型
新書
ISBN
9784087208832

人類史上、もっとも深刻な危機! それを乗り越える道とは?

資本主義の終焉で、世界経済の「常識」が逆転した。限界をこえて経済成長を追求すれば、企業は巨大な損失を被り、国家は秩序を失う時代になったのだ。この危機を乗り越え、生き残るのは、「閉じた経済圏」を確立した「帝国」だけである。


「長い21世紀」という500年ぶりの大転換期に始まる、新しい「帝国」システム。そのもとで、米英・欧州・中露の経済はどう変わるのか? 日本を救い出す方策とは何か?


ベストセラー『資本主義の終焉と歴史の危機』(週刊ダイヤモンド・ベスト経済書1位)で、高い評価を受けたエコノミストが描く、瞠目の近未来図!


◆目次◆

◎「閉じていく」時代にむけて

1.「国民国家」では乗り越えられない「歴史の危機」

2. 例外状況の日常化と近代の逆説

3. 生き残るのは「閉じた帝国」

4. ゼロ金利国・日独の分岐点と中国の帝国化

5.「無限空間」の消滅がもたらす「新中世」

6.日本の決断―近代システムとゆっくり手を切るために

◎茶番劇を終わらせろ


◆主なトピック◆

・世界的超低金利現象が、社会秩序を根底からひっくり返す!

・東芝とフォルクスワーゲンが示す「逆説の経済」とは何か?

・「無限」空間の消滅がもたらす「国家と国民の離婚」

・世界史は陸と海のたたかい―EU「有限」帝国vs.アメリカ「無限」帝国

・21世紀に中華帝国はよみがえるのか?

・間近に迫る「エネルギーの崖」とグローバリゼーションの限界

・「閉じる経済圏」確立が最重要である理由

・近代の終わりの扉を開けたゼロ金利国・日本とドイツ

・「新中世」到来で、生き抜くための経済システムとは?

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