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歴史の闇に埋もれたキリシタン期洋楽伝来の実態に西洋古楽研究の大家が光をあてる
キリスト教とともに戦国末期の日本に渡来し、徳川幕府のキリスト教弾圧により消えていったグレゴリオ聖歌とルネサンス音楽……。かくれキリシタンが歌い継いだ「歌オラショ」をはじめ、現代まで遺る貴重な史料を駆使して、幻の「キリシタン音楽」の姿を探り続けた西洋古楽研究の大家が書き下ろす、待望の入門書。
【目次】
第一部 洋楽の渡来
洋楽の渡来
天正遣欧少年使節
関白秀吉御前演奏
音楽史料の欠如
第二部 『サカラメンタ提要』
その内容
収録された聖歌
キリスト教弾圧
第三部 『キリシタン・マリア典礼書写本』
もう一つの史料
聖歌旋律の復元
音楽との関連
成立期と収蔵の経緯
第四部 かくれキリシタンのオラショ
生月島の「かくれキリシタン」
生月のオラショ
「歌オラショ」
《ぐるりよざ》
《ぐるりよざ》の原ラテン語聖歌を求めて
第五部 筝曲《六段》の成立について
変奏曲の発想
《クレド》とは
《クレド》と《六段》との重ね合わせ
キリシタン期の日本における《クレド》
ヴィオラ・ダルコによる聖歌伴奏
筝曲《六段》の作曲者
あとがき
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