現代麻雀において最も重要な技術は押し引きである、と言って過言ではありません。
牌効率に関する知識が同じレベルの相手と戦った時、「押す」か「引く」かの判断、しかも「この巡目では押すが次の巡目では押さない」といったレベルでの違いが勝敗を分けます。
押し引きの基準に関しても、大まかな部分については知識が共有されています。「相手リーチの現物待ちでもリーチした方が得」、「1シャンテンからは押さないほうが無難」といったことです。
その状況で勝ち組になるには、さらに細かい状況での判断の正確さが求められます。
「1シャンテンからは押さないほうが無難」ですが、場合によってはシャンテン押しした方がいい場面もあります。そして本書は「良いシャンテン押し=鉄押し」と「悪いシャンテン押し」の境界線を確定させるためにあります。
では、その境界線は誰に聞けばいいかといえば、結果を出している人に聞くのが一番早い。
そこで本書は
第三代天鳳位 独歩
第八代天鳳位 かにマジン
第九代天鳳位 しゅかつ
という380万IDの頂点に立つ3人の天鳳位に判断に迷う微妙な場面を題材に押すか、どうか議論していただきます。しかもその場面についてのみ結論を出していくのではなく、同じ牌姿でもドラ1ならどうか、天鳳ルールならどうか、といった条件を変えた場合についても押し引きの境界線を探っていきます。そして、論理的解説に定評のある平澤元気プロが汎用性の高いテーゼとしてまとめる、という形になっています。
ぜひ皆さんも自分なら押すか、引くか考えてから読んでみてください。
天鳳位と自分の判断、考え方の違いに驚くと思います。
本書で最高レベルの押し引き判断を身につけて、「シャンテン押し」して勝つ快感を味わってください。
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