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イギリス王立美術院の設立(1769年)に伴い,著名な画家で初代学長のジョシュア・レノルズ卿が毎年行った講話に,詳細な註と解説を付した待望の翻訳である。
王立美術院の目的は,有能な人材によって将来を担う優秀な若者を教育し,優れた美術品の蒐集とそれらを手本とした模倣を通して,美の核心である荘重形式の意味を会得させることであった。自由放任主義や華麗な技術偏重主義に反対し,アカデミズム藝術の本筋を示してその基礎を据え,絵画,彫刻,建築に多大な影響を与えた。
多岐にわたる内容は,美について/模倣の真の方法/藝術は模倣に加え想像力の導きのもとにある/借用はどこまで許容されるか/賞に値する絵画について/歴史画における二つ異なる様式としての荘重様式と装飾様式/創意・表現・彩色・衣文を規制する主要な原理/彫刻には一つの様式しかない/あらゆる流派から集められるべきもの/ラファエロ,ミケランジェロ,この二人の並外れた人物の相互比較/天才は,規則の終わるところから始まる/詩であれ絵画であれ,藝術の諸原理は精神に根差す等々,実践的な提言から人文学的観点での考察,社会的機能,イタリア藝術の伝統にまで至る,豊かな知識と見識に支えられたヨーロッパ藝術思想を知るための古典的文献。
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