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◆ 自分のどこが「変」なのかわからないまま、無人島にいるような孤独と不安、違和感を抱えている、「あの頃のまるで私」へ ◆
- 違和感を抱えながら普通になろうと必死に努力しては失敗を重ね、大人になってやっと「発達障害」という理由を得た一人の女性の手記 -
「どうして普通にできないの! 」。
これは、幼い時に著者が母親から言われた言葉です。そこから、「普通」を目指すことが彼女の目標になりました。
とは言え、いつ何をどうすれば普通なのかわかるはずもなく、わからないまま「もうこれ以上できないくらい」の努力を重ね、「普通」に振る舞おうとしては躓き、傷つき、途方に暮れ、自分を否定し続けてしまう……。
「変」だけれど本人が必死に周りに合わせよう、あるいは距離をとろうとすることで(だから周りにとっては大きな問題とならないために)、そのとても大きな生きづらさがとてもわかりにくい人がいます。
本書はそんな、大人になってから診断を受けるまで長らく発達障害の輪にも普通の人の輪にも入れなかった一人の女性の歩みです。
「普通」になりたくてなれなくて、違和感、孤独、不安を抱えながら、「気が遠くなるほど」行った「自分分析」に加え、自分とタイプの違うアスペルガー症候群の娘と定型発達の息子を育てるなかで自分なりに解釈した「特性」についても記しています。
同じように誰にも知られることなく自分を責めて苦しんでいる人に、あなただけじゃない、あなたのせいじゃないというメッセージを込めて書かれています。
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