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キリスト教世界で広く見られる聖心図像の起源と展開とを、世俗世界のハート形と比較しながら中世から近世にかけてのヨーロッパの文化、宗教、民俗事情などに探り、シスマ終結を機に公会議で定められた、パンとぶどう酒のそれぞれがもう一方の聖体を含むとする二種併存説に、積極的な図像展開の理由があったことを論じる。
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