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日本城郭史の中世から近世への転換を決定付けた織豊系城郭は、日本の城を語る上で最も重要な概念であることは言うを俟たない。学会で「織豊系城郭」の呼称とテーマが確立してほぼ30年、あらためて織豊系城郭の実体について、歴史・構成要素・分布と実例等の諸ジャンルに亘って整理する仕事が必要になってきたのではなかろうか。
本書は第一線で活躍する70余名の城郭研究者による論考と67城の概要、更に1000点以上に及ぶ文献一覧を収録。織豊系城郭の手引書として必携の1冊。
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