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「社会保障」の意味だけでなく、国防や防犯、防災などの「守り」であるといえる「社会のセキュリティ」。
しかし、現在、さまざまなセキュリティが相互に矛盾し、
一方が他方の抑制になったりとバランスを保てなくなっている。
本書では、そういった現代社会の現状を鑑み、新たなパースペクティブから、
「社会のセキュリティ」の問題設定に取り組み、
前著(『「社会のセキュリティ」は何を守るのか―消失する社会/個人(2011)』)でも考察した
「社会のセキュリティ」において「消失する」ととらえた「社会/個人」の「生きる」可能性を問う。
1章で障害をもつ人や生命倫理の問題、
2章での幸福感、社会的な事柄に対する意識形成の問題、
3章での情報技術の光と影、
4章での地域社会の意味と存続可能性、東日本大震災や福島第一原発事故の避難者に対する意識と行為等、
5章のペットとコミュニティの問題、
6章の貧困に対する多くの人びとの認識の構築の問題、
7章の家族をめぐる諸問題に対する人びとの意識形成等、
「社会のセキュリティ」をめぐる問題についての論考を掲載。
個人と個人とが結びつく社会を創り出すことによって対立と孤立とに歯止めをかける、
個人をつなぐ連帯社会のセキュリティの問いかけを行う。
【執筆者】
牧野修也、楠 秀樹、北條英勝、三浦直子、大倉健宏、渡辺 芳、春日清孝
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