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「私は、カナダ文学を
ポストコロニアルの文学という大きな視野から
論じる必要があることを、痛感している。」
博覧強記にして研究の道半ばにして早世した、
希代のカナダ文学研究者の
生前に発表した学術論文、評論、書評、新聞寄稿コラム
から厳選した著作集成。
研究の中心にあったマイケル・オンダーチェ論を始め、
多文化主義国家カナダのマイノリティ作家を、
社会・文化的背景を含めて論じていく著作群は、
日本におけるカナダ文学観を大いに塗り替える。
[本書の特徴]
第一部にカナダ文学通史と背景を扱う著作をまとめ、
大学一般教養のカナダ文学入門講座の教科書に
適したものとなっています。
第二部はマイケル・オンダーチェの作品論で構成。
日本でも人気のある『イギリス人の患者』の作者の世界を、
カナダ文学という枠組みから考察し、
広く文学愛好者に刺激的な読みが展開されます。
第三部では著者の専門である、20世紀末から21世紀初頭の、
カナダのマイノリティ作家論が並び、
和訳が刊行されていない重要作家の読書案内として、
またポストコロニアリズムと多文化主義の接点を
示唆する論として、
学部生の卒論指導ないし大学院博士前期・修士課程の
教材にもたえる重厚な内容です。
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