風雪の檻

文春文庫

風雪の檻

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出版社
文藝春秋
著者名
藤沢周平
価格
627円(本体570円+税)
発行年月
2017年3月
判型
文庫
ISBN
9784167908133

藤沢周平の代表的時代連作集「立花登」シリーズ全4巻の2巻目。



医者になる夢を叶えるべく江戸に出た登を迎えたのは、はやらない町医者の叔父と、口うるさい叔母、驕慢な娘ちえ。居候としてこき使われながらも、叔父の代診や小伝馬町の牢医者の仕事を黙々とこなしている。

ある時、半年以上も牢に入り、今は重い病におかされる老人に「娘と孫を探してほしい」と頼まれる。登が長屋を訪ねてみると、そこには薄気味悪い男の影が――。



起倒流柔術の妙技とあざやかな推理で、若き青年医師が、獄舎にもちこまれるさまざまな事件を解いていく。



『風雪の檻』には、「老賊」「幻の女」「押し込み」「化粧する女」「処刑の日」の5篇を収録。



解説・あさのあつこ(作家)



82年に中井貴一主演で連続ドラマ化。そして2016年春に溝端淳平主演で、NHK BSプレミアムにて連続ドラマ化。

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