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アメリカから来た若き俊英とその妻が
農耕から子育て、祭り、宴会、性、近代化まで、
感動と共に記録した戦前のニッポン――。
戦時色濃き1935年(昭和10)、熊本で最も小さな農村、
須恵村にやってきた社会人類学者ジョン・エンブリー一家。
戦前唯一の日本農村研究書を著し、ベネディクトの『菊と刀』や
GHQの戦後改革にも多大な影響を及ぼしたエンブリーとその妻エラが、
共感をもって洞察した〈協同〉社会の精神を未来に向けて問い直す。
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