笑いのカイブツ

笑いのカイブツ

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出版社
文藝春秋
著者名
ツチヤタカユキ
価格
1,485円(本体1,350円+税)
発行年月
2017年2月
判型
B6
ISBN
9784163905631

cakes連載で大反響を呼び、出版社からの書籍化希望が殺到した青春私小説の傑作!

人間関係が極度に不得手のため、孤独な日々を送る青年は、「お笑い」に生きることを決意する。

青春のすべてをテレビや雑誌の投稿企画に費やし、ネタ出しはどんどん加速。ついには日に2000本のボケを作るようになり、深夜ラジオでは広く知られる「伝説のハガキ職人」になるが――。



人間の価値は、人間からはみ出した回数で決まる。

僕が人間であることをはみ出したのは、 それが初めてだった。

僕が人間をはみ出した時、カイブツが生まれた瞬間――



1章 ケータイ大喜利レジェンドになるか死ぬか

2章 砂嵐のハガキ職人

3章 原子爆弾の恋

4章 燃え盛る屍

5章 堕落者落語

6章 死にたい夜を越えていく



その男、あまりにおもしろく、あまりに不器用。他を圧倒する質と量、そして〝人間関係不得意〟で知られる伝説のハガキ職人・ツチヤタカユキ、27歳、童貞、無職。



「僕は今、笑いに一番近い場所にいる。ここで死なせてくれ」



その孤独にして熱狂的な道行きが、いま紐解かれる。



ツチヤタカユキ(つちや たかゆき)

昭和63年3月20日生まれ。大阪市出身。高卒。

3組の芸人の構成作家と、私小説連載を経て、現在に至る。

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