取り寄せ不可
cakes連載で大反響を呼び、出版社からの書籍化希望が殺到した青春私小説の傑作!
人間関係が極度に不得手のため、孤独な日々を送る青年は、「お笑い」に生きることを決意する。
青春のすべてをテレビや雑誌の投稿企画に費やし、ネタ出しはどんどん加速。ついには日に2000本のボケを作るようになり、深夜ラジオでは広く知られる「伝説のハガキ職人」になるが――。
人間の価値は、人間からはみ出した回数で決まる。
僕が人間であることをはみ出したのは、 それが初めてだった。
僕が人間をはみ出した時、カイブツが生まれた瞬間――
1章 ケータイ大喜利レジェンドになるか死ぬか
2章 砂嵐のハガキ職人
3章 原子爆弾の恋
4章 燃え盛る屍
5章 堕落者落語
6章 死にたい夜を越えていく
その男、あまりにおもしろく、あまりに不器用。他を圧倒する質と量、そして〝人間関係不得意〟で知られる伝説のハガキ職人・ツチヤタカユキ、27歳、童貞、無職。
「僕は今、笑いに一番近い場所にいる。ここで死なせてくれ」
その孤独にして熱狂的な道行きが、いま紐解かれる。
ツチヤタカユキ(つちや たかゆき)
昭和63年3月20日生まれ。大阪市出身。高卒。
3組の芸人の構成作家と、私小説連載を経て、現在に至る。
よく利用するジャンルを設定できます。
「+」ボタンからジャンル(検索条件)を絞って検索してください。
表示の並び替えができます。