日本一の女

小学館文庫

日本一の女

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出版社
小学館
著者名
斉木香津
価格
660円(本体600円+税)
発行年月
2017年2月
判型
文庫
ISBN
9784094063981

悩みも悲しみも笑い飛ばす最強女の一代記!

匹田サダ、大分の名家生まれ。サル顔が原因で田舎の農家へ嫁に出される。実家への対抗心から村初めての精米所を設立し、大繁盛。男の子を九人産んだ。女太閤様。ブスでも鼻つまみものでも、超魅力的and超パワフル!
ボンボンの兄や、美人の妹に負けちゃおれん。サダは家族を飢えさせることもなくよく働いたが、歯に衣着せぬ物言いのせいか、誰にも好かれなかった。息子たちにまでくそババアとののしられたが、それでも彼女は、日本一の女太閤様だった。
「私にはな、金剛様がついちょるんじゃ。じゃあけん、精米所をやれば成功するし、子どもを産めば、みな男の子じゃ。金剛様にかぎらず神様も仏様も、自分の足でしっかり立っちょる者の味方じゃけんな」
悩みも悲しみも笑い飛ばす、最強女の一代記!

【編集担当からのおすすめ情報】
●痛快! 歯に衣着せぬサダ語録
「そしたらお義母さん、体には気をつけんと。私は自分を悪く言う人の面倒は見られんけん、お義母さんは起きられんようになったら、それきりじゃと思ってください」
「私は二人産んでできやすくなっちょるけんな。一、二度ちゃっちゃとやりゃあ。すぐに腹が膨らむじゃろう」
「着るものでしか人を判断できんのは、馬鹿の証拠じゃ」
「なんじゃ、鼻ぺちゃか。踏んづけたような顔をしちょるのう」

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