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卑劣なテロに挑む「相棒」史上最大の事件!
国連犯罪情報事務局の元理事、マーク・リュウの日本での警護を託された特命係の杉下右京と冠城亘。リュウは引退後も国際的な犯罪組織「バーズ」のリーダー、レイブンを追っていた。元部下のモリスからレイブンの情報が得られそうだとの連絡を受け、急遽来日したリュウだが、モリスは倉庫街で殺害される。防犯カメラには、首に黒い羽のタトゥーがある犯人の姿が映っていた。
捜査の中で、レイブンが日本と接点をもった七年前の”ある事件”が浮上する。在英日本大使館の参事官の屋敷で、令嬢の鷺沢瑛里佳の誕生日パーティの最中に、父親や友人、使用人たちが毒殺されたのだ。一人無事だった瑛里佳は誘拐され、行方不明になっている。
そんな中、外務省のホームページがハッキングされ、レイブンからのメッセージ動画が現れる。そこには、成長した瑛里佳の姿とともに9億円の身代金を要求する字幕が映っていた。「拒否すれば、大勢の人々の見守る中で、日本人の誇りが砕け散るだろう」――人質をとったテロ予告ともとれる宣戦布告。日本の平和を脅かす卑劣なテロに立ち向かい、国に見捨てられた少女を救うべく、正義を賭けた闘いが始まる!!
【編集担当からのおすすめ情報】
かつてないスケール感で撮影された「相棒―劇場版4―」。小説では、映画とは異なる衝撃の結末が待ち受けています。観る前に読んでも、観た後に読んでも楽しめる、「相棒」ファン必読のノベライズです。
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