小説大院君

小説大院君

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出版社
彩流社
著者名
金東仁 , 岩方久彦 , 具末謨
価格
3,850円(本体3,500円+税)
発行年月
2016年12月
判型
B6
ISBN
9784779122798

19世紀後半、

朝鮮王朝末期の内憂外患の緊迫した時期に、

国王の実父大院君は

高宗の摂政として権力を振るった。



 本書は、若き日の興宣君があえて官職を辞し、

市中の無頼となり、蔑まれ、貧困に甘んじた時代を

経てようやく「春」をつかみ──大院君に

のしあがるまでの人間的葛藤と、

当代の腐敗した朝鮮社会の鋭い矛盾を

映し出した歴史小説である。



本書の舞台は副題の通り、

まさしく雲?洞にあった大院君の邸、

雲?宮である。

雲?洞は、現在、日本人観光客で賑わう

鍾路区仁寺洞からも至近距離にあり、

昌徳宮やその正門である敦化門からも近い。



かつてそこで展開された人間模様と、

大規模な民乱や一揆が多発するなかでの

外圧を含めた、時代の曲がり角における

興宣君の姿を描く。イラスト多数!





もともと「大院君」とは直系でない国王の実父に

与えられる称号だが、

現在では単に「大院君」と言えば

朝鮮王朝末期に権勢をふるった

興宣大院君を

指すようになった…

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