まだ自然が多く残る山あいの地、愛媛県西予市野村町にある野村学園では、障害のある児童、成人約80名が、共に学び、作業しながら寮生活を送っている。
子どもたちが生活の中で見つけた感動をすぐに詩に書き、それを版画に彫った「版画詩」の世界。
珠玉の版画詩112篇を収録。
粘土遊びの最中に、よく練られた柔らかい粘土の板に針金で、どうしたはずみか、
「うつくしい れんげが/たんぼに/さいています」
「せんせい、/きれいな はなを/とってあげろうか」
という言葉を書いたのです。(中略)子どもたちが未熟な私の師になってくれた瞬間でした。
(仲野猛「本書を手にされた皆様へ」より)
よく利用するジャンルを設定できます。
「+」ボタンからジャンル(検索条件)を絞って検索してください。
表示の並び替えができます。