失われた宗教を生きる人々

亜紀書房翻訳ノンフィクション・シリーズ

失われた宗教を生きる人々

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出版社
亜紀書房
著者名
ジェラード・ラッセル , 臼井美子
価格
4,070円(本体3,700円+税)
発行年月
2017年1月
判型
B6
ISBN
9784750514444

秘教の中で、古代はいまだ生きている!



レタスを食べるのを拒否するヤジディ教徒、輪廻転生を信じるドゥルーズ派、アダムの秘密を受け継ぐマンダ教徒……。中東の秘境に、マイナー宗教の伝統を生きる人々を訪ね、その生々しい肉声から、文化の共生を可能にする古代の叡智を浮かび上がらせる。衝撃のルポルタージュ!



解説=青木健



「二十年以上前、初めて中東を訪れた私は、中東に恋をした。だが中東は、愛しがたい場所でもある。そこから届くニュースは苦悩に満ちあふれている。そして最も美しい面、つまりその言語や歴史、神などは、憎しみと偏見で汚されてきた。中東の宗教と民族のモザイク模様は、長く輝かしい歴史の記念碑とも言うべきものだ。しかし、これも現在、崩壊に向かっている。中東の多様な宗教が、まだその母国に存続している姿を見ることができるのは、おそらく、私たちが最後の世代となるだろう」(本書より)



ニューヨーク・タイムズ、ワシントンポスト、エコノミスト、各紙誌で絶賛!

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