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第2次世界大戦前の日本において、小学校図画工作科ならびに中学校技術・家庭科のひとつの前身であった
小学校手工科の教育的営みの到達水準を、手工科教育の代表的研究者であった
岡山秀吉(1865?1933年)の手工科教育論を主たる研究対象に据えて解明することを試みた。
岡山秀吉の手工科教育の発展過程を、各時期の手工科をめぐる状況の文脈に位置づけ、経年的にたどり、
その全体像をとらえる。
教材を教育的価値の具体物とみる教材論の準拠枠をもって、
戦前水準を示唆する岡山の手工科教育論の到達点を解明することを試みる。
また戦時教育体制化において、「子どもの発達に着目した教育的手工」と称される岡山の手工科教育論の内実を、
「復元による教材解釈」の手法を用い、実際に教材を復元することを通して、
文献資料からは読み解くことが容易でない、作り手の教育的意図を含みこんだ、
教材という教育の具体的営みの深層から解明することを試みる。
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