紀伊山地には、自然信仰、仏教、修験道を背景に形成された、「吉野・大峯」「高野山」「熊野三山」の三つの霊場があり、千年以上にわたって日本人の精神性に重要な役割を果たしてきた。この三霊場とそこへ至る参詣道は、「信仰の山」の伝統を良好に残す比類のない事例として、2004年に世界遺産に登録された。以来、国内外から多くの人々が訪れるようになり、2016年11月に、熊野古道の中辺路と大辺路、高野参詣道で新たに追加登録が認められた。
本書は、追加登録を記念して、世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の歴史と概要、海外にも人気の高い熊野古道の魅力、世界遺産の景観や自然を守る地元の人々の活動を紹介する。
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