特集:老い衰えゆくからだ
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人は、身体と共に生き、身体と共に死んでいく。医学や福祉、その専門性もサービスも高度に多様化した現代社会において、身体は今どこに向かおうとしているのか。
身体を「話す・動く」という現象から考えてみよう。このどこにでもあるありふれた身体は、決して閉じることをしない。常に/すでに外へと開かれていく。だが、他方、確実に老い衰えていくのも事実だ。
身体を生きるということは、この外へと開かれる感覚を共有し、しかも老い衰えていくという事実を受け入れていくことでもある。
開かれつつ、なお老い衰えゆく身体、その「リアル」に触れることはいかにして可能か。
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