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戦後国際秩序は、1950年代後半以降、デタント、脱植民地化、ヨーロッパ統合の進展などによって大きな変容を遂げた。そのなかでイギリスは、「世界大国」からの転換を余儀なくされながら戦後外交の再編を行った。本書は、イギリスが、なおも「世界大国」の自画像やノスタルジアを抱きつつ、世界的な役割を再考し、EC加盟を実現したものの、結局は、アメリカとの「特別な関係」への従属を深めることになった外交の再編について考察する。
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