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日本現代美術史に残る重要作遂に復刊。
1960年代末期における芸術の風化現象に対する多摩美術大学〈美共闘〉の闘争を背景とした彦坂尚嘉の実践と精神活動をまとめた記録。当時影響力を持っていた〈もの派〉の中心作家である李禹煥に反論し話題を呼んだ「李禹煥批判/内的危機としてのファシズム」も収録。
復刻にあたり書下ろし「〈もの派〉批判―70年代論」を100頁大幅に増補!政治・経済・軍事を手掛かりに、1970年代という日米安保条約の前後から起きている巨大な文明の変動を美術と関連づけダイナミックな論考を展開する。美術の外部をとらえなければ今の時代は美術について書くことは出来ない。
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