三国志 外伝

文春文庫

三国志

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出版社
文藝春秋
著者名
宮城谷昌光
価格
759円(本体690円+税)
発行年月
2016年10月
判型
文庫
ISBN
9784167907099

「三国志」愛読者はもちろん、入門者にも最適。

三国時代を生き抜いた12人の知られざる人生を描く異色列伝。



・正史「三国志」を書いた陳寿。かれの父親は蜀の参謀を務め、魏軍に大敗したことで諸葛亮(孔明)に罰せられた罪人だったが、諸葛亮を恨むことはなかったという。なぜか? この思いが陳寿を歴史に向かわせ、後に彼に「三国志」を書かせることになる(「陳寿」)。

・ 高い芸術的感性を持ち、琴の名手でもあった女性・蔡?は、董卓に仕えていた父親の刑死により運命が暗転、匈奴の妾として人生を過ごすことに。長い転変の後、蔡?は「ある能力」で曹操を驚嘆させたーー(「蔡?」)。

・「勇気とか不屈とかいう精神は、政治や軍事の表舞台に立つ者だけが発揮するものではない」(本文より)。

・後漢末期から晋の時代に生きた、「三国志」の世界に独自の色彩を与える、十二人の異色の人物伝。わかりやすい後漢・三国年表つき。

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