告発児童相談所が子供を殺す

文春新書

告発児童相談所が子供を殺す

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出版社
文藝春秋
著者名
山脇由貴子
価格
858円(本体780円+税)
発行年月
2016年9月
判型
新書
ISBN
9784166610907

最後のセーフティーネットは穴だらけ――元職員が覚悟の告発!



虐待された子どもの「最後のとりで」となるのが児童相談所です。必要があれば親と引き離したり、一時保護所で預かったり、訪問やカウンセリングをして安全を確保する役所―ーのはずなのに、「児童相談所に何度も通報していたのに虐待死してしまった」という例が後を絶ちません。なぜ、〝最後のセーフティーネット〟は虐待を見過ごしてしまうのでしょうか?

児童相談所の多忙、人手不足、専門家の不足、ハード面の限界は各メディアでも言われていますが、それは本質的な問題ではありません。本書で取り上げる問題の一例は――。



・子どもの運命を決める「児童福祉司」は、専門職ではない普通の公務員の異動先

・キャリアの長短に関わらず、児童福祉司に絶大な権限が集中

・心理的虐待、ネグレクトなどの相談終了の判断基準は「死ぬことはないから」

・虐待は手間と時間がかり責任を負いたくないので、学校、保育園などに押し付ける

・役所の中で児相は超不人気部署。“お役所体質”の問題が凝縮

・相模原市の児相談所が女子9人を全裸にして身体検査した事件は他でも起こり得る



なぜ虐待が起きるのか、見過ごされるのか、どうしたらいいのか? 著者は19年にわたり心理司として児相に勤め、2000人以上の家族と接してきたプロフェッショナル。15万部のベストセラー『教室の悪魔』を記したカウンセラーが、子どもたちの悲痛なか細い声を交えながら、満を持して問題のすべてを論じます。

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