日韓条約の成立

日韓条約の成立

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出版社
彩流社
著者名
李東元 , 具末謨
価格
2,750円(本体2,500円+税)
発行年月
2016年8月
判型
B6
ISBN
9784779122453

1965年、日韓の新たな歴史への扉はこうして開かれた!



 戦前の「36年間」、いや実質的には40年以上も

朝鮮半島は北の白頭山から南の済州島まで

丸ごと日本の植民地であった。

 その間、朝鮮は歴史も文化も、民族性も踏みにじられたが、

償われることなく戦後を迎えた。その傷痕は「従軍慰安婦問題」

などのように、いまだ尾を引いている。



 戦後、朝鮮は分断され、朝鮮戦争を経た後、引き続く冷戦状況

の中で、韓国は日本と同じ西側に属するようになった。

しかし、日韓は同じアメリカの傘の下に入ったのにもかかわらず、

戦前の問題についての認識が違いすぎて、

「日韓交渉」は十数年もぎくしゃくし、噛み合わなかった。



 そこに登場したのが、本書の著者である

韓国の外務大臣・李東元と一方の立役者、椎名悦三郎外務大臣である。

二人はけっして外務官僚ではなかった。面子にこだわることなく

「外交」の鉄則である「妥協→妥結」を心得ていた。

お互いの信頼と約束を遵守する精神が、深い溝を埋めて

ようやく妥協点に達した。

そして二人は、よりよい関係の構築を次代に託したのだ。



 本書は、50年前に結ばれた「日韓条約」の成立に漕ぎ着くまでの

二人の苦心談と日韓の政治状況を李東元が率直に書き残した

貴重な回想録である。

 現在、日韓の間では、年間500万人以上の人が往き来しているが、

その基盤になっているのがこの条約である。

にもかかわらず、この条約にすべてを賭けた二人のことが

すっかり忘れ去られているのが、いかにも残念だと、

訳者の具末謨は述べている。

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