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ユダヤ人ツェラーンの原体験は第二次世界大戦中の迫害,なかんずく強制収容所での両親と同胞の死である。非人間的な極限状況を生きのびた詩人はアドルノがいうアウシュヴィッツ後の不可能な時代にあって,詩の可能性を追求した。彼は倒錯的ともいえる強い信念をもって,新たな現実と対話としての詩の相手を求めて一歩を踏み出す。解体した言葉と世界は新たな結合のもとに,可能的な言葉世界へと再構築される。本書では,ともすれば消極的になるツェラーン読解を反転させ,肯定的・積極的な面を解明する姿勢を貫こうとする。
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