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舞台はバブル崩壊後の日本――、協立銀行・プロジェクト推進部の竹中治夫は「渉外担当」として、不良債権の処理を押し進めていた。元大物総会屋・児玉の仲立ちで協立銀行と脅しをかけていた関州連合の手打ち式は無事に執り行われた。竹中がホッとしたのも束の間、大手週刊誌に横浜支店の不正融資がリークされる。10億円の振込先は会長の娘・雅枝のペーパーカンパニーだった。竹中は銀行を守ることが出来るのか。
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