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アートによる地域づくりのパイオニアとして国内外の関心を集める「大地の芸術祭」。
本書は、昨夏50万人が訪れた同芸術祭を舞台に展開された、次代のアーティスト・深澤孝史の「越後妻有民俗泊物館」プロジェクトの記録である。
豪雪地・越後妻有で人々の家に民泊しながら、アーティストと「みんぱく研究員」がさまざまな“民俗資料”を掘り起こし展示する。
床の間の縄文土器、瀬替えの田にできた鯉の養殖池、大量のゲートボールの金メダル、重しになったジンギスカン鍋…。
ユーモアとペーソスあふれる“普通の人々”のモノと物語から見えてくるのは、土地固有の近代化とハイブリッドな生活の豊かさと力強さである。
アートと民俗学が融合した不思議な「フカサワ・ワールド」がここにある!
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