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"経営コンサルタントという職を通じて、これまで新入社員から、上場企業の役員の方々まで、幅広く財務研修を実施させていただいており、その要望が年々増えています。その裏側には、財務の必要性は高まっているが、理解度が非常に低いという実態があります。
役職に関係なく財務に対しての理解が薄いという問題の根底には、“財務は難しいものであり、専門家にまかせればいい""と誰もが思っている事実があります。
そして、そのもっと奥底には、実は、数字への苦手意識、コンプレックスが見え隠れしています。まずは、この数字のコンプレックスをなんとかしたいというのが、本書のスタートです。
…私の場合、経営コンサルタントという職業を選択し、興味のあるないにかかわらず、その知識を習得しないと生きていけないという状況から、自ら克服せざるを得ませんでした。そこで、皆様には、もっと楽にコツとポイントを習得していただきたいと思っています。 そのため、経営コンサルティングという現場の最前線で、否応なしに身につけていったノウハウを、できるだけ、段階に応じて、わかりやすく理解いただくための構成としています。そして、役職という概念を通じながら、各段階において、経営に対する目線の向上、経営視座の変更を狙った構造としています。そのポイントは以下です。
1章 (習得内容)財務の基本 (経営視点)数値に興味を持つ (対象目線)全対象
2章 (習得内容)損益計算書(P/L)の理解 (経営視点)現場力の向上 (対象目線)現場層
3章 (習得内容)貸借対照表(B/S)の理解 (経営視点)現場から会社としての視点 (対象目線)リーダー層
4章 (習得内容)キャッシュフロー計算書(C/F)の理解 (経営視点)経営という概念理解 (対象目線)リーダー層〓管理職層 (部 長)
5章 (習得内容)財務分析と経営 (経営視点)財務戦略の基本理解 (対象目線)管理職層(部長)
6章 (習得内容)財務に基づいた現場への落とし込み技術 (経営視点)数値の現場展開力理解 (対象目線)管理職層(部長)
7章 (習得内容)財務戦略 (経営視点) 今、考えるべき企業財務戦略 (対象目線)役員層
企業の上を目指すということは、常に経営の視点(見方)や視座(見ている位置)を変えるということです。上記はそのヒントとしても活用してください。
また、一般的な会計や財務本にあるような、難しい計算などは、極力さけながら、事例や身近なものへの置き換えにより、理解を深める工夫をしています。
皆様には、是非、本書で効率的に財務の基礎を知っていただき、財務コンプレックスを無くすとともにそれを経営の現場で活かし、更には、会社や社会における重要な地位を占める人になっていただきたいと思っています。
(「はじめに」より抜粋)
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