紹巴冨士見道記

和泉古典文庫

紹巴冨士見道記

出版社よりお取り寄せ(通常3日~20日で出荷)
※20日以内での商品確保が難しい場合、キャンセルさせて頂きます

出版社
和泉書院
著者名
里村紹巴 , 島津忠夫 , 大村敦子
価格
5,280円(本体4,800円+税)
発行年月
2016年6月
判型
A5
ISBN
9784757608061

紀行文学としては、芭蕉の『おくの細道』があまりに著名であるが、その前に連歌師の紀行文学の伝統があったことは十分顧みられなくてはならない。宗祇・宗長・紹巴・宗因と辿って来て、その上で『おくの細道』の紀行の新しさが論じられなくてはならない時代に来ている。
この度刊行した、濱千代清氏旧蔵『紹巴冨士見道記』は、濱千代氏は紹巴自筆と考えられていた。現在は郡上市の紅林文庫蔵となっている。忠実な写本という説もあるが、いずれにしても『紹巴冨士見道記』の原型ともいうべき根本的な本文であり、今後は、この本をもとに考察しなければならない。濱千代氏は未紹介の京都女子大学蔵本らとともに校本を作成し、公刊の意志を持っておられたが、本書は校本ではなく、影印・翻刻とともに本文が末流へとたどる間にどのようにして崩れてゆくのかを見るために「本文校合箚記」を添えた。

お気に入りカテゴリ

よく利用するジャンルを設定できます。

≫ 設定

カテゴリ

「+」ボタンからジャンル(検索条件)を絞って検索してください。
表示の並び替えができます。

page top