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もともとの暦の語源は「日読(かよ)み」。
今も昔も、暦と季節のめぐりを知ることは、日々の暮らしを豊かにしてくれます。
二十四節気は、一年を二十四分割し、風情ある二文字の言葉で表現したもの。
七十二候は、季節の移ろいを鳥や虫、草花、風などの自然の動きを短文で表現したもの。
例えば、東風解凍(はるかぜこおりをとく)、黄鶯?睆(うぐいすなく)、魚上氷(うおこおりをいずる)ーー。
日本の暦は、花鳥風月の情緒があふれ、暮らしに役立つ知恵の宝庫でもあります。
本書は、豊富で美しいイラストとともに、四季の俳句や草花、野菜、いきものなどを紹介します。
繊細な季節の移ろいと、先人の叡知。その温故知新を、ゆうるりと楽しみましょう。
何気ない三百六十五日の日常が、かけがえのないものに変わります。
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