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施策の対象となる人とそれを実施する人が見えてくる楽しい公衆栄養学。これからの地域で活躍する公衆栄養プログラムの実施を担う人材を育てるテキスト。栄養士実力認定試験ガイドライン準拠、管理栄養士国家試験対応。
長野県の平均寿命は男女ともに日本一です.この健康長寿の要因として,以下の4つがあげられています.
1 高齢者の就業率が高く,生きがいをもって暮らしている.
2 野菜の摂取量が多い
3 健康ボランティアによる自主的な健康づくりへの取り組みが活発
4 専門職による地域の保健医療活動が活発
このことより,「長野県の健康長寿には,少なからず公衆栄養活動が貢献している.」といえるでしょう.公衆栄養活動は,地域住民の食生活の改善を通して疾患を予防し,地域全体の健康を維持・増進することを目的としており,「地域の食育」ともいうことができます.
本書は,これまでの公衆栄養学のイメージを変えて,学生が興味を持ちやすい記述とし,自らの食生活を見直し,地域や家庭での食育活動にも活かすことができる内容としました.
また,行政栄養士が健康日本21(第2次)を地域で進めるために必要な知識と技術を身につける内容を広く扱いました.とかく栄養行政の施策の羅列や,知識の箇条書きとなりがちな公衆栄養を,できるだけ対象者と実施者の「人」がみえる公衆栄養活動として記述し,そこにどのような知識が必要であるかがつながるよう心掛けて編集しました.
本書で学んだ学生が,食の重要性の関心を高め,栄養学の専門的見地から,健康長寿社会を支える地域の創造に向けて,具体的なモデルケースの展開を目指してくれることを願っています.(まえがきより)
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