勇者に期待した僕がバカでした

ガガガ文庫

勇者に期待した僕がバカでした

取り寄せ不可

出版社
小学館
著者名
ハマカズシ
価格
652円(本体593円+税)
発行年月
2016年6月
判型
文庫
ISBN
9784094516166

正直、勇者より魔王軍の方が大変そうだよね

「一体こいつはどうやって冒険をしようというのか! もう勘弁ならんぞ!」
「落ち着いて。僕たちが根気よく勇者を育てていくしかないんじゃない?」
30年ぶりに現れた勇者を前にして、魔王軍は大混乱。そいつは伝説の武器を前に平然とこん棒を選択するような、ただのバカ。
次々と奇跡的な愚行を繰り返すダメ勇者。
そんな勇者を目の前に、魔王軍は絶望の淵に立っていたのだ。

モンスターは勇者に倒される事で、より優秀なモンスターへと転生する。彼らは勇者を育成し、旅を盛り上げ最後に倒されることを夢見て過ごす。
それが彼らの仕事であり、人間との間に結ばれた秘密裏の決め事なのだ。
――たとえ勇者がどんなにバカであったとしても。

だから、魔王軍だって楽じゃない。
選んだ勇者のバカさ加減を棚にあげ「コレじゃ勇者が育たないよ! 職務怠慢じゃないの?」とクレームをくれる人間サイドのお偉いさん。
天才的なダメっぷりで、どれだけイージーな状況も覆すミラクル勇者。
きわめつけに、新入りモンスターのうっかりミス。
それでも文句は言ってられない。
嗚呼、仕事ってなんだろう……。

第10回小学館ライトノベル大賞審査員特別賞受賞のファンタジー社畜コメディ!!

【編集担当からのおすすめ情報】
『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』の著者・渡航氏をゲスト審査員に迎えた、第10回小学館ライトノベル大賞。
その講評で「とにかくそのバカバカしくもくだらない筆致が俺好み」という賛辞を受けると共に審査員特別賞を受賞。
バカな勇者に振りまわされる魔王軍の奮闘と、バカバカしくも愛おしいモンスターたちの掛け合いが見所!

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