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昭和二十年から七〇年。いまなお続く敗戦の傷跡とはどのようなものだったのか。
本シリーズは、公文書から私家版の記録、個人日記にいたる膨大な資料を縦横に駆使して、
昭和二十年の一年間の日本を、時間の推移に従って描いた壮大なノンフィクションである。
著者急逝により未完に終わった(第十四巻執筆の途中で急逝)が、すでに刊行時から、
丸谷才一、井上ひさし、立花隆氏をはじめ多くの識者から高く評価されてきた。
今回、待望の文庫化によってシリーズ全巻を刊行。
六月上旬、梅津美治郎、長谷川清、木戸幸一らの言上により
天皇は戦う方途は、もうこれ以上はないと悟る。
海軍航空と桜花の悲しい歴史をたどりつつ特攻開発の現状を描く。
(6月9日~6月13日)
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