「労働力」の成立と現代市民社会

Minerva人文・社会科学叢書

「労働力」の成立と現代市民社会

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出版社
ミネルヴァ書房
著者名
東条由紀彦
価格
9,350円(本体8,500円+税)
発行年月
2016年5月
判型
A5
ISBN
9784623076321

本書は市民社会における労働と人格の様相について、近代から現代の移行期を中心に、事例とそこから導き出された理論を展開する。具体的に第?部の理論編では、近代および西欧との比較において、現代の雇用契約制、市民社会、国民統合、民主主義をテーマに検討する。また第?部の事例編では、戦時期における労務動員の性格、終戦直後に起きた東宝争議、戦後占領期における中小炭坑の組夫と従業員を取り上げる。
このような社会の片隅に埋もれた出来事に光をあて、そこに隠された真実から「全体」を見渡すことを試み、独自の理論を構築した労作である。

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