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白楽天の詩歌は,制作からさほど隔たらぬ時期に,異民族の間まで読み歌われたのは,ただに大砂漠の地のみでなかった。やがては大砂漠から遠く東南のかたベトナム,さらには京都長安の東北なる東海の彼方にあった新羅,はては大海の中なる日本など,漢字文化圏を覆って,白氏の歌声は響きわたっていたのである。それまで享受は多く創作を担う階層,あるいはそれらを遶る人々の間に止まる傾向があった。その壁を突き破って,途方もなく大きな同心円を描く享受層を白氏は成立させたのである。
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