ある一族の物語の終わり

東欧の想像力

ある一族の物語の終わり

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出版社
松籟社
著者名
ペーテル・ナーダシュ , 早稲田みか , 簗瀬さやか
価格
2,200円(本体2,000円+税)
発行年月
2016年4月
判型
B6
ISBN
9784879843425

祖父から孫へ、そしてその孫へと、語り継がれた一族の/家族の物語(ファミリー・ストーリー)。その「終わり」に立ちあったのは、幼いひとりの男の子だった――

現代ハンガリー文学を牽引する作家ナーダシュ・ペーテルが、自らの出自であるユダヤというモチーフにとりくんだ中編小説。幼い子どもの視点からの、ウェルメイドとはとても言えないその語りは、共産主義体制下で物語を語りうるかという課題も想起させながら、記憶や伝説、そして物語を行きつ戻りつし、たゆたう。

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