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小学館児童出版文化賞受賞! 厳格で上から物を言う、父。それに従う、母。中学3年の主人公夏芽はそんな毎日を捨て去るように、遠く離れた寺でのサマーキャンプに応募する。だが、参加者はたった一人で…!?
うたをうたうといいよ。かなしいときはね、すきなうたをうたうと、じかんがたつよ。
人里離れた小さなお寺でのサマーキャンプを通し、人の優しさを知る、感動の物語。
心の中の小さなあかりを丁寧に描いていく、注目作家市川朔久子の4作目。
■■■全国の書店員さんから応援の声を頂きました!■■■
・ 中学生のとき出会えていたら、どんなに楽になってただろう。子供たちのたくましさと、人間らしくあたたかい大人たちの優しさが、愛しい物語でした。(丸善丸の内本店 兼森理恵さん)
・ 胸が苦しくて苦しくて、涙をこらえるのが大変でした。でも重かったからこそ「宝だ」という言葉が本当に心に響きました。子どもはもちろん大人にも、むしろ大人にこそ読んでほしい!(ジュンク堂大宮高島屋店 中桐裕美さん)
・ 互いの出会いと交流こそが宝であり、私自身もこの小説と出会えたことを宝もののように感じます。出会えたことに感謝です…!(文教堂書店二子玉川店 高橋茜さん)
・ お風呂の中で泣きました…一気に読み、汗だと思ったら涙が流れていました。(長谷川書店ネスパ茅ヶ崎店 永島幸世さん)
・ すぐに強くなることはできないけれど、大切な人が見てくれる「自分」にふさわしく生きようと思える本です。(ジュンク堂書店藤沢店 鈴木かがりさん)
・ 読み進めれば進めるほどに、夏芽の苦しさややりきれなさが伝わってきて、心がギュっとなりました。「この子は宝なんだから」という夏芽の心からの叫びにふるえました。子どもだけでなく、かつて子どもだった人にも是非読んでほしい一冊です。(ジュンク堂書店藤沢店 鈴木沙織さん)
・ この物語の主人公「夏芽」は一見すると幸せそうだが、実は苦しい。そんな彼女を包み込むお寺の皆さんの気持ちが伝わり、読んでいて嬉しい。読むだけで嬉しくなるなんて!
この先の雷太のことが気がかりだが、そんな余韻も残しながら、葉介との別れのシーンがまさに青春だった。(マルサン書店仲見世店 小川誠一さん)
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