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"知られざる、ブラジル移民のアマチュア写真家・大原治雄(1909-1999年)。その写真に記憶されているのは、愛おしく宝物のような日々。カメラを手にしてはじめて撮影した、妻の面影-。
2016年、高知県立美術館・伊丹市立美術館・清里フォトアートミュージアムで「大原治雄写真展-ブラジルの光、家族の風景」開催。ブラジル屈指の写真史料アーカイヴズであるモレイラ・サーレス財団に作品が収蔵されている唯一の日本人作家、""Haruo Ohara""。その貴重なモノクロ写真180点を収録した、日本ではじめての写真集。
「大原にとって写真は、人々から彼に向けて預けられた人生に、責任を持って尊厳と美を与える行為にほかならなかった」
―今福龍太(批評家・人類学者)「解説『 瞬間の歴史』を証す人」"
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