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問題飲酒行動の治療法として開発された動機づけ面接法は、アルコール依存症の治療の世界にとどまらず、薬物乱用、ギャンブル、摂食障害、不安症、慢性疾患の管理、など様々な問題に対しても用いられるようになった。本書は、このような現状を鑑みて、様々な心理的問題と精神疾患の治療で動機づけ面接がどのように応用されているかを紹介する。
帰還兵のPTSDの治療、うつ病の治療、摂食障害の治療、ギャンブル依存の治療、統合失調症と服薬アドヒアランスの問題、などで動機づけ面接がどのようにもちいられているか、各現場から報告する。またスウェーデン刑務所でMIをもちいて、再犯率が劇的に下がった事例も興味深い。
MIが様々な形で受け入れられつつある今日、本書は、日本における動機づけ面接法の様々な臨床場面への応用について、新しい視点を提供する。
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