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運命は残酷――遂に、決断の時!
欲しかったものは、愛する人との未来。けれど、運命は残酷で――
オスマン帝国の皇帝・スレイマンより、大宰相(ヴェジラザム)の地位を与えられたイブラヒム。そしてイブラヒムの愛する人、スレイマンの側室(イクバル)・ヒュッレムは、皇子を産んだことで、第二夫人(イキンジ・カドゥン)として後宮(ハレム)での権勢を強めていく。そんな中、スレイマンの命(めい)により、皇帝の妹・ハディージェがイブラヒムに嫁ぐことに。ハディージェと愛し合い、自分の子を宿していると知ったヴェネチアの商人・アルヴィーゼは駆け落ちを企てるが失敗。それは同時に、共に添い遂げたいと願っていたヒュッレムとイブラヒムの望みが潰えることをも意味していた。スレイマンによって引き裂かれた二つの愛の行方は…!?
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