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新美南吉の名作「でんでんむしのかなしみ」をダイナミックに描いた絵本。美智子皇后さまの心に「何度となく、思いがけない時に記憶によみがえってきた」作品。生きていくのは楽ではない、それでも皆それぞれに悲しみを抱えて生きているのだと教えてくれる童話。
イラストは、洋画家の巨匠 野見山暁治。でんでんむしの深い悲しみを、がダイナミックに描いた渾身の1冊! これこそアートなのだ! と訴えかけてくる作品。巻末には南吉の短編「里山の春、山の春」「木の祭り」「赤いろうそく」のテキストと、南吉の代表作を紹介し、他の作品への興味を誘います。
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