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本書は、TOEICテストで目標点数を出した人に対して「アフターTOEIC」の世界を示すものです。テストで勉強した表現・フレーズ・言い回しなどが、いかにビジネスの世界で頻繁に使われているかを示し、ビジネス英語に進みたいけれども何から手を付けていいのかわからない人に向けて送る一冊です。
大里氏は現役のサラリーマンで、TOEICで高得点を出したことがきっかけでカナダに赴任しました。そこでの日常会話や仕事のやりとりは、まさにネイティブの世界で、最初はついていくのがやっとでした。そこで「英語頭のウォームアップ」として、毎朝、TOEIC公式問題集の会話部分を全部音読してから出かけるようにしました。すると、実際に使えるフレーズがたくさんあることに気づき、TOEICと実生活の「近似値」にも気づくようになり、現地での英語力も徐々に上達していきます。
一方の中村氏は、エール大学でMBAを取り、外資系の会社を経てTOEICの講師に。ビジネスで使われる英語にだんだんTOEICがシフトしてきているとの持論で、かつ、「目標点数を取ったら次のステップであるビジネス英語に移りなさい」と常日頃言っています。
この二人がタッグを組み、TOEICを「卒業」した後の勉強法をビジネスピープルに提示します。役立つ情報満載の一冊です。
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