君がいる場所、そこがソニーだ

文春新書

君がいる場所、そこがソニーだ

取り寄せ不可

出版社
文藝春秋
著者名
立石泰則
価格
825円(本体750円+税)
発行年月
2016年3月
判型
新書
ISBN
9784166610686

先日、あるジャーナリストがこんなことを言いました。

「ホンダもいよいよ“ソニー化”してきましたよ」

戦後日本の象徴的企業であったソニーが、いまや、“ダメな会社”の代名詞として使われるようになったことには、驚きとともに、深い悲しみを覚えました。

筆者の立石泰則氏は、ベストセラーになった文春新書『さよなら!僕らのソニー』で、ソニーがいかにして凋落したのかを描ききりました。これで、ソニーに関する著作は終わりにしよう、そう考えていました。

ところが、ある日、井深大や盛田昭夫といった創業メンバーから薫陶を受けた、古手のOBがこんなことを言いました。

「何物も恐れず、ひるまず、たとえ一人でも困難に立ち向かう姿勢こそが、ソニースピリット。そういう志を持った人たちが、OBであっても、現役であっても、肩書きや組織の大きさに関係なく集まるとき、その場所がソニーになるのです。さまざまな理由でソニーを離れて活躍する人たちに私はこう言いたい。『君がいる場所、そこがソニーなのだ』と。

この言葉に感銘を受けた立石氏は、ソニーを飛び出して活躍する“異端”たちを訪ね歩き、このOBの言葉が真実であることを確認します。

そこで、もう一度、「僕らのソニー」を探す旅に出たのです――。

SuicaやPASMOの技術を開発した日下部進(現Quadrac)、大ヒットシリーズ「WEGA」に搭載された高画質技術DRCを開発した近藤哲二郎(現アイキューブド研究所)を始め、技術からマネジメントまで5人の“異端たち”は今も第一線で活躍しています。そして彼らのいる場所は、たしかに「ソニー」でしだ。

誰もやらないことをやる――今のソニーが失ったソニースピリットがこんなところで花開いていました! 驚くべきソニーOBの五つの挑戦を紹介します。

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