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動物行動学VS神学、決着はつくか?
キリストと遺伝子から、テロと浮気までわかる異色の対談!
竹内:知の巨人の佐藤さんが本気で神を信じるのですか?!
佐藤:では竹内さん、世界中に宗教がある理由は何だと思いますか?
竹内久美子さんが、欧米でベストセラーとなったドーキンスの『神は妄想である』も顔負けの、根本からの疑問をつぎつぎと投げかければ、キリスト教神学を思考の基礎とする佐藤優氏も一歩もひかず、近代精神の基本である一神教について解き明かしていきます。
実は年齢も近く、同じころに京都で学んでいた二人が、時にはケンカも辞さず、合計15時間超の対話を繰り広げました。
竹内:「汝の隣人を愛せ」ってまさか世界中の人を?「利己的遺伝子」から考えるとありえませんね。
佐藤:キリスト教はいい加減な宗教だし、聖書は矛盾がある。だから二千年以上、時代の変化に耐えてきたんです。
宗教と戦争、セックスと戒律、家族と子育て、「死」という概念について。「イスラム国」とイスラム教の整合性、同性愛を認めるか――面白がりつつマジメに学べる対談集です。
【目次】
第1章 神様はホントにいると思いますか?――宗教と科学のデスマッチ
第2章 聖書っていい加減ではないですか?――天才イエスと悪人パウロの合わせ技
第3章 愛する隣人って誰のこと?――血縁と非血縁のはざま
第4章 人はなぜ浮気をするのですか?――パートナーと愛人の選び方
第5章 将来のこと、動物に訊いていいですか?――人間と動物の合わせ鏡
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