たまさか人形堂それから

文春文庫

たまさか人形堂それから

取り寄せ不可

出版社
文藝春秋
著者名
津原泰水
価格
726円(本体660円+税)
発行年月
2016年2月
判型
文庫
ISBN
9784167905484

OLをリストラされたことをきっかけに、祖父母から譲り受けた「玉阪人形堂」店主となった澪。人形制作に関しては素人だったが、押しかけアルバイトの人形マニア・冨永と

高い技量の訳あり職人・師村の助けもあって、人形堂はそこそこにぎわいを見せていた。

いっとき店は閉店の危機に見舞われたが、資産家の坊(ぼん)でもあった冨永が共同経営者の立場になることで、その危機は去った―ー。

今日もこの小さな店には人形に関する様々な難題が持ち込まれる。赤いマーカーの汚れがついてしまったリカちゃん人形、グループ展でなぜか壊されてしまう人形作家の「ある作品」、髪が伸びる市松人形の謎、盲目のコレクターが持ち込んだ小田巻姫の真贋――。

人形と人間の不思議で親密な関係を円熟の筆で描く、「たまさか人形堂」シリーズ第二弾。

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