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自動車に搭載される電子制御ユニット(ECU)に組込まれるソフトウエアの品質改善を目的として、欧州の主要完成車メーカーが共同で策定した「自動車業界向けの開発プロセスモデル」となる、「Automotive SPICE」の初版が発行されてから10年目となる今年(2015年)、最新バージョンとなる「v3.0(Automotive SPICE 3.0)」が発行されました。
Automotive SPICE の規格は、欧州の主要完成車メーカーによって2005年に初版が発行され、その取引先のECU部品サプライヤーにおける開発プロセスの改善活動のためのガイドラインとして使用されています。完成車メーカーが策定した規格であるため、「対象となる製品開発プロジェクトの品質改善」に主眼が置かれており、最近では機能安全(ISO 26262)が要求するプロセスインフラ構築を目的として、完成車メーカーがサプライヤーに対してAutomotive SPICE対応を求めています。
最新版のAutomotive SPICE 3.0では、エンジニアリング系プロセスの構造が大きく見直されました。他にもトレーサビリティーと一貫性の関係性、戦略と計画の位置づけなど、これまで理解しにくいとされてきた点に関する明確化や、「HISスコープ」を中心とした基本プラクティス(BP)の見直しなどが行われています。
日経BP社は、ISO 26262およびAutomotive SPICEのコンサルティング企業であるビジネスキューブ・アンド・パートナーズ(本社東京)の協力を得て、これまでAutomotive SPICEに関する3冊のガイドブックを発刊してきました。今回、新たにAutomotive SPICE 3.0の内容に基づいたガイドブックを発行いたします。Automotive SPICE 3.0の発行に至った経緯や今後の動向、Automotive SPICE 3.0のキーコンセプトなどについて詳しく解説しています。Automotive SPICE 3.0対応の勘所をつかむために、ぜひご参考にしてください。
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