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ショパンのポロネーズには古きポーランドのもっとも高貴な伝統的感覚が具現化されていると言えるが、そのポロネーズ作品の中で頂点とも言えるショパンのポロネーズ第6番。作品40-1(イ長調)や作品44(嬰ヘ短調)と同様に、この作品53(変イ長調)も勝利を感じさせる「英雄的な」ポロネーズに属していて、作品26(嬰ハ短調、変ホ短調)のようなメランコリックなポロネーズ、作品40-2(ハ短調)のような悲劇的なポロネーズ、若い頃のセンティメンタルで華麗なポロネーズとは対照的なものである。本書では、ショパンのポロネーズ作品の位置づけを考察するとともに、「演奏のための覚え書」にて「テンポ」「トリルとアッポジャトゥーラ」「演奏のための資料としてのさまざまな解釈」などの項を設け、ショパンが弟子の楽譜に書き込んだ数多くのメモ、ドイツ初版、イギリス初版、フランス初版など各版を参考に、より詳細な演奏解釈がなされている。
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